子供の心を持ったおやじ56歳

50歳を過ぎて何にでも興味を持って手を出すおやじのお話しなのだ。

卒業検定

 これは5月9日に行われた検定である。4月4日入校なのでこれまでのブログは後からまとめて書いたモノである。ものぐさなもので・・・ 

 

 約1ヶ月にわたった大型自動二輪教習。いよいよこれで終わるのだ。なんとかここまでこぎ着けたのだ、と思うと眠れなくなり、うつらうつらとしている間に朝が。二番鶏の鳴く声で目が覚めるともう眠れなくなった。(どんな田舎に住んどんのじゃ???)

 仕方ないので起きてぼ~っとしている。朝ご飯の用意をしているとカミさんが起きてきた。

「あれ、なんでこんなに早いの?今日は仕事?」と頭の廻りにハテナマークがいっぱい付いているような不思議な顔で聞いてきた。おやじは「あっ、うん仕事」となぜか下手なごまかし方で答えた。

 検定は13時からである。ゆっくり寝ていようと思ってたのだが計画が崩れちまった。まぁいっか!ゆっくり準備して心を落ち着かせよう。とほんとにゆっくりしてたら、12時過ぎてる。こりゃあかん、いそいで昼まんまをかき込んで家を出る。

 行く途中も車を運転しながらコースの復習。もう少し早く着くつもりであったが、13時5分前であった。また入校日と同じようなミスを犯しちまったかとちょっと焦った。

 ロビーで待っていると、同じ入校日のおっさんが。このおっさんも今日が検定だとか。

 中型を持っておらずいきなり大型なので31時限の教習なのだが、毎日乗ってたようでんなぁ。

 そうこうしていると、検定を受ける方は二階の部屋へ・・・との放送が。

 部屋に集まったのは14人。内二輪は6人であった。大型4人、普通2人である。説明を受け、14時頃から検定に入るので準備をしておいて下さいとのこと。コースはCコースとのこと。ゼッケンを渡され、このオヤジは2番であった。

 

 時間までロビーで待機。二輪を受ける人達と緊張の舐め合いをするがよけいに緊張!会話はすぐに途切れ、ぶつぶつ言いながらもくもくと各自コースのエアーシミュレーションをしている。

 10分前になると二輪車庫に行き体操で体をほぐす。プロテクターを着け更に体を動かす。

 教官が二人来て説明。指示はバイクに取り付けた無線機で行うとのこと。教官の一人は監視塔のようなところに上がってチェックと指示をするようだ。もう一人はスラローム波状路一本橋の付近にスタンバイ。

 いよいよ検定スタート!

 まず1番さん。出発と同時におやじはヘルメットとグローブを着ける。でも早すぎた事に気付き更に暑くなったので脱ぐ。スタート位置に戻ってくるところで再びヘルメットとグローブを着ける。かなり緊張して動揺しているおやじ。

 1番さんが終了しバイクを降りる。無線機の調子が悪いのか教官の声が聞こえない。1番さんはバイクの横にずっと立っている。どうすれば良いのかしばらく立ちすくんでいると、ようやく無線機から声が。さぁいよいよオヤジの番だ。緊張も最高潮!こんなんで大丈夫か・・・!?

 スタンドを上げてバイクにまたがる。ミラーの調整をする・・・ふり、エンジンをかけウインカーを上げ、大げさな動作で左右の後方を確認する。いざスタート。

 スムーズな発進からコーナーを抜けて直線、40km/hまでの加速。うん、問題ない。右折して信号交差点へ、そこを右折しすぐに左折。ウインカーの切り替えも良し!さて、最初の関門、スラローム!ドキドキ・・・最初の入りはなかなか良い。一つ二つと抜けていく。この調子で・・・と思った瞬間・・・あっやばい!!!パイロンが目の前に~~~

 完全にリズムを崩しパイロンに突っ込む!最後のパイロン、ここをクリアすればよかったのに・・・しばらく呆然とそこに佇む!頭が真っ白に・・・何が起こったのか一瞬解らなくなる。こんなミスは今まで無かったのに、一体何なんだよ!?何も考えられず教官の方を向く。何も指示がない。どうすればよいのか、と途方に暮れているともう一人の教官がやって来て、これで辞めてもよし練習のために最後までやってもよし、どうしますか?と言われそのまま続行することに。自分でも解っていたが教官の言葉からするとこりゃだめだな・・・と確信する。泣きたくなりそうになりながら残りの課題に挑戦する。だが残りをいくら上手くやっても既に意味はない。しかしこのような時に限って上手くクリアしていく。あのスラロームのつまづきは一体何だったんだよ???と悔しさと自分への腹立たしさで頭が一杯になりながらスタート位置へ戻る。重い体をバイクから引き剥がし、バイクの横に立つ。無線からお疲れ様でしたの声。

 もうどうでも良い、虚しさの残る瞬間であった。昨日の1本目に感じた嫌な予感が現実となってしまったのだ。

 全てが終わり結果発表までの憂鬱な時間を過ごす。もうこのまま帰りたい衝動にかられながら非情な時間が経過する。

 結果発表、二輪検定6人中4人合格!大型2人と普通2人。あのおっさんもだめだったようだ。

 ここで次の検定の予約を取るのだが、1時限教習を受ける必要があるので金曜日教習で土曜日検定を希望。ただ、このおやじ、来週末から海外・国内出張やらなんやらてんこ盛りで約1ヶ月間予定が詰まっている。次、受けられるのは6月の第二週以降になる。

 このことはあらかじめ解っていたことでもあり、絶対合格しなければと変な気負いがあったことも緊張に拍車をかけた要因の一つであろう。

こっちに行ったら危ないと思えば思うほどなぜかそちらに行ってしまう典型のようである。・・・が全ては実力不足である。次はなんとしても平常心で自分の力を出し切らねば!

と思いながらもその夜は酒の量が増えたオヤジであった。