還暦過ぎても子供のまんま

50歳を過ぎて何にでも興味を持って手を出すおやじのお話しなのだ。

いざゆかん!

自動車学校は4月に入ると一気に生徒がいなくなるため閑散期間としてキャッシュバック等のキャンペーンを始める。これを利用しない手はないと意を決して手続き実施。

キャッシュバックを引いて約8.9万円を払い込む。

ここでも約10年かけて細々と貯めた大型免許預金!けなげだねぇ・・・!

4月のとある土曜日、自動車学校まで約20kmを車で急ぐ。

田舎町なのに意外と混んでいる。9時までに入らなければならないのに間に合わない!

初日からこれでは先が思いやられる・・・こりゃ前途多難かも!

9時5分頃到着・・・受付けに急ぐとまだ人が並んでいる・・・助かった!

こりゃウンがあるかも・・・前途洋々?!

 

9時15分頃から入校式

自動二輪は3人・・・

40代くらいのおっさんと、アラフォーらしきおば・・・おねぇさま!

それと50代のオヤジ!

大型はおっさん二人、ただ40代のおっさんは普通二輪を持っていなくて直接大型取得だそうな。なるほど、今はいきなり大型も取れるようになっているのだなと変にうらやましがるオヤジ。

おねぇさまは普通二輪!

説明と書類提出を終え、適性検査へ。

IQテストのようなクイズのような問題が7種類・・・これは特に問題ないだろう!

検査を終えてロービーに下りてくるとおねぇさまがおもむろに、「できたぁ?」と聞いてくる。

私は???何か試験と勘違いしているのでは?適性検査だからできるできないという事ではないと思うのだが・・・と思いつつも、あんまりできなかった・・・カモ・・・と話を合わせてみた。

 

11時から実車での講習が始まる。少し時間があるのでロビーでバイク雑誌を見ながら妄想の世界へ・・・ 

 

1時限目、どんな教官かどきどきしながら待っていると、若い頃はやんちゃしてただろうと思える顔つきのおっさんが現れる。歳は50歳代らしく、歳と共にかなり丸くなったであろう感じの話しぶりである。まあとにかくがんばるしかない!

 最初に膝、肘、胸と背中のプロテクターを着ける。昔はこんなのは無かったのだが。

プロテクターを着けた状態で体操開始。動かしにくい。着ける前の方がいいんじゃないかなぁなんて思いながらも身体の至る所がバキバキ言っている。変に緊張しているのか。

体操が終わると、もう一人の教官が代表して大型を受けるおっさん二人に基本的なバイクの説明。

倒れたバイクの引き起こしと取り回し、ニーグリップの重要性等々!

その後はそれぞれの教官について慣らし運転。

実は、中型自動二輪を取った頃に少し乗った程度で、ここ10年くらいはバイクに触ってもいない状態であった。乗れるかどうか不安だったのだが、そこは昔取った杵柄・・・細っそ~い杵柄なもんですぐにぽっきり折れそうなのだが・・・それなりには乗れた。

教官の後をついて普通に流しているとだんだん楽しくなってきた。こりゃ何とかなるかも・・・と楽観したのもつかの間、クランクでこけた!

受け身がむっちゃ上手かったので教官に褒められた。が恥ずかしいばかりであまり嬉しくない。転げたバイクを必死で起こすのだが、こ腰がぁ・・・

ぎっくり腰だけは気をつけながら何とか体制を戻し、エンジン始動・・・かからない!

こういう時はしばらくしてから再始動すると良いとのことで3-4分程度待ってセルを回す。

かかった!

交差点で一旦止まって、左折。小さく回る練習で1時限目は終了。